タイ・バンコク物価比較(2015年 vs 2009年)

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2015vs2009

タイにいると毎年のように物価上昇(インフレ)を感じます。しかし慣れとは怖いもので、少し経てばその価格が当たり前だったかのようになってしまい、数年単位で見たときにはどのくらい物価上昇が進んだのかがよく分からない人がほとんどではないでしょうか。

そこで今回は私がタイで現地採用として働き始めた2009年と、その6年後の現在2015年のさまざまな物価比較をしてみたいと思います。(2009年当時の物価については多少のズレはあるかもしれませんがそこは大目に見てくださいw)

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物価比較(2015年 vs 2009年)その1 飲食費編

まずは普段の生活で身近な飲食、嗜好品等の費用に関して比較してみます。

※( )内は2009年時点の物価、及び2015年と比較した際の上昇率

■ 屋台飯(クイッティアオ):40バーツ(30バーツ、33% up↑)
■ 日本食ランチ:200~400バーツ(120~200バーツ、67~100% up↑)
■ Macdonald(ビッグマックセット):165バーツ(109バーツ、51% up↑)
■ カップラーメン(ママー):13バーツ(10バーツ、30% up↑)
■ 飲料水(1.5L):14バーツ(12バーツ、17% up↑)
■ 屋台カットフルーツ:20バーツ(10バーツ、100% up↑)
■ スタンドジュース屋のコーヒー:30バーツ(20バーツ、50% up↑)
■ 缶ビール(ビアシン、330ml):39バーツ(33バーツ、18% up↑)
■ タバコ(マルボロ):95バーツ(63バーツ、51% up↑)
■ 風邪薬(タイディナール4錠):6.5バーツ(stay →

まずは屋台飯。代表としてクイッティアオ(タイラーメン)を例に比較してみました。こちらは2009年当時は一杯30バーツ(25バーツとかもあったような。。。)だったのが今は40バーツ。高いところだと50バーツなんてところもあります。元々の値段が小さいので値上げしたとしても額としては大したことはありませんが上昇率で見てみると33%ものアップ。日本で考えると800円のラーメンが数年で1,050円になったのをイメージすれば分かりやすい(?)かも。

そして外国で暮らす我々には欠かせない日本食。2009年当時はランチのセットで100バーツ代がほとんど。200バーツも出せば結構豪華でしたが今は最低でも200バーツくらい、300バーツ、400バーツなんて当たり前になっています。バンコクの日系飲食店の数は、おそらくここ5年くらいで2倍以上にはなっているとは思いますが、なぜか価格も同じように2倍くらいになっていますw普通は供給数が増えると価格競争が起きて価格が崩れると思うんですけどね。バンコクにいる日本人は年々増加しているとは言ってもさすがに2倍にはなっていないけれど、タイ人のお客さんの割合が増えたことで需要と供給の比率は変わっていないのかな?

ちなみによく世界の物価比較に用いられるビッグマックセットの価格も比較してみました。こちらは2009年から約1.5倍になっていますね。これもすごい。

当然ながら嗜好品であるビールやタバコの値段も軒並み上昇しています。

ちなみにタイで一般的な風邪薬であるタイディナール4錠入り6.5バーツの価格は6年前と変わっていませんでした。余談ですがこの薬、高級私立病院に罹ればまったく同じものが20-30錠処方されて300バーツくらい請求されます。市場価格の約10倍ww。私は家にたくさんあるから要らないと言って断っています。

物価比較(2015年 vs 2009年)その2 生活インフラ編

次に住居費、光熱費、通信費、交通費等の生活インフラ費用に関して。

※( )内は2009年時点の物価、及び2015年と比較した際の上昇率

■ 家賃(Stadioタイプ):10,000~20,000バーツ(stay →
■ 家賃(1BR タイプ):15,000~40,000バーツ(stay →
■ 電気代ユニット単価:3.95バーツ(3.30バーツ、20% up↑)
■ インターネット回線(10Mbps):599バーツ(899バーツ、33% down↓
■ 携帯料金(ネット使い放題):299バーツ~(799バーツ~、63% down↓
■ BTS 30日パス(50回分):1,200バーツ(900バーツ、33% up↑)
■ MRT30日パス(期限内無制限):1,400バーツ(900バーツ、56% up↑)
■ タクシー(初乗り運賃):35バーツ(stay →

まず家賃に関して。これはピンキリあると思いますのであくまで参考までに。ただ、私の感覚ではStadioタイプ、1BRルームタイプの家賃は2009年当時から比較してもほとんど変わっていないと感じています。支出の中でかなりの割合を占める家賃がそんなに変わっていないのはいいことですね。一方でコンドミニアムの購入費用は年々上昇しています。明らかに供給過多になっているはずなのに平米単価で言うと6年前の2倍くらいにはなっていると思います。当然賃貸に回している人も多いはずですが家賃はほとんど変わっていないというのは不思議です。

次に電気代ですが、これはコンドミニアム等に住んでいて電力公社から直接請求が来る場合のユニット単価(バーツ/kWh)を比較しました。手元にあった先月分の電気料金票から計算してみると単価は3.95バーツ。2009年当時は確か3.30バーツだったと記憶していますので20%ほどの上昇。水道代に関しては変わっていないと思いますし、タイに住み始めた当初から変わらず100バーツ/月程度と小さいので割愛しました。

そしてインターネットや携帯電話の通信費。これは日本も同じだったと思うけど、通信インフラの過渡期には価格がある適正値まで収束していきますよね。タイでもここ6年で30~60%程度安くなっています。今後もサービスはどんどん良くなっていくけれど、価格としてはこれ以上安くなることはないんじゃないかなと思います。

最後に公共交通機関の料金。2009年当時と比べてみると、BTSで約33%、MRTに至っては56%もの価格上昇が起きています。一方でタクシーの初乗り運賃は変わらず35バーツのまま。走行距離に応じた運賃は2014年に値上げしたみたいだけど乗っててまったく感じません。個人的にはタクシーは多少値上げしてもいいから乗車拒否を無くしたり運転手の質をもっと上げて欲しいです。どこかの高級バス会社がタクシー業界に参入するみたいな記事を見たけどその後どうなったのかな?

物価比較(2015年 vs 2009年)その3 娯楽・教養・美容編

お次は娯楽や教養、美容等の贅沢費に関連。

※( )内は2009年時点の物価、及び2015年と比較した際の上昇率

■ タイマッサージ (2時間):500バーツ(300バーツ、67% up↑)
■ 映画鑑賞:200バーツ(100バーツ、100% up↑)
■ 英語プライベートレッスン(45分):850バーツ(600バーツ 、42% up↑)
■ タイ語プライベートレッスン(45分):500バーツ(350バーツ、43% up↑)
■ ヘアーカット(男性、日系美容室):600バーツ(400バーツ、50% up↑)

タイマッサージは今やスクンビット地区だと2時間で500バーツは当たり前。5,6年前は2時間で300~400バーツでした。しかし値上げしたとは言っても2時間で500バーツ(約1,800円)はかなり安いですよね。私は欠かさず週に2回は通っています。

語学学校も軒並み40%越えの上昇です。英語プライベートレッスンの45分で850バーツ(約3,000円)は結構なお値段ですね。それでも日本だとこの倍くらいはするのでしょうかね。

物価比較(2015年 vs 2009年)その4 番外編

最後は参考までに人件費の比較をしてみました。

※( )内は2009年時点の人件費、及び2015年と比較した際の上昇率)

■ タイ人公務員(大卒)初任給:15,000バーツ(9,000バーツ、67% up↑)
■ バンコク最低賃金(日給):300バーツ(203バーツ、48% up↑)
■ 日本人の法定最低給与:50,000バーツ(stay →

2012年、インラック政権のときに最低賃金を一気に216→300バーツに改定したことは記憶に新しいと思いますが、2009年から比較すると48%も上昇しています。さらにこの最低賃金ですが早ければ来年早々にも再度改定される見込みとのこと。前回導入された全国均一の最低賃金は次回にでも廃止されるようで、バンコクは20~30%増の360~390バーツくらいになってしまうのではないでしょうか。もしそうなるとバンコクの大衆飲食店からはタイ人の店員は消えてしまうんじゃ。。。

大卒のタイ人公務員の初任給も6年前から67%増と大幅に上昇しています。最低賃金が改定されればこちらの給与も当然改定されるでしょうし、一般企業に就職する大卒の初任給も上がります。こちらはもしかすると2万バーツの大台に乗るかもしれません。

一方で我らが日本人の法定最低給与、要は現地採用者の給与ですがこちらは2009年当時の5万バーツから一切変わっていません。物価はどんどん上がっているのに最低給与は据え置き。6年前の5万バーツだと現在の6~6.5万バーツくらいに相当するでしょうか。そう考えると結構きついですね。

ちなみに現地採用者全体の給与が6年前と変わっていないというわけではありません。あくまでも最低給与は5万バーツで据え置きですが、現地採用者の給与の”上限”という意味ではここ数年でどんどん上がっていると感じています。

総括

こうやってリストアップしてみると、ほとんどのものが2009年時点から20~50%程度の上昇、ひどいものでは100%増、つまり価格が倍になっていることが分かります。幸いなことに月々の支出の中でもっとも大きな割合を占めるであろう住居費が変わっていないのは大きいです。支出全体で均して見てみると、感覚的には2009年当時と比較して20%程度、人によっては30%程度の物価上昇といったところでしょうか。

なお、現地でバーツで収入を得ている人は物価上昇の影響だけを受けますが、日本円で収入を得ている人、例えばすでにリタイヤされてロングステイしている方々は、この物価上昇に加えここ3年くらいの円安の影響も受けることになります。2009年の円・バーツのレートの中央値は2.7円くらいですが、2015年では3.6円くらい、30%以上もバーツ高が進行しています。したがってインフレと円高の相乗効果で、実際の物価としては50~60%増くらいになっているかもしれません。

本エントリーの反響があれば、次はタイ vs 日本の物価比較もしてみようかなと思います。

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コメント

  1. 花・花の父 より:

    とても参考になりました。物価についても私がココ2〜3年で行ったときの実感とほぼ同じで正確だと思われます。リタイヤ後の生活を考えている方にとっては大変貴重な参考となるデータだと思います。

  2. Natsu より:

    花・花の父さん

    コメントを頂きまして有難うございます。
    記事の内容にご同意頂けて書いた側としては素直に嬉しいです。
    更新はかなり不定期ですが今後も皆様にお役に立てるような情報を提供できればと思います!

  3. 11年ぶり より:

    はじめまして。
    約11年ぶりで渡タイを検討している者です。
    エラワン廟の事件、迷宮入りだそうで、株安とバーツ安も加速しそうですね。
    っていうか、あそこって警察病院の向かい側でしょう。その隣は首都警察本部でしたっけ?

    ところで、クイッティアオが40バーツということは10年前の2倍ですね。
    カオカームーやカオマンガイ、カオナーペットはもっとするのでしょうね。
    日本ではカオマンガイのランチセットが500円だったりするので日タイの
    価格差は縮小している感じです。

  4. Natsu より:

    はじめまして、コメントを頂きまして有難うございます。

    エラワン爆弾事件の件、なんだかここ数日で事態はずいぶんと進展しているようで続々と逮捕者も出ています。また本日、ついにテロ実行犯と思われている黄シャツの男も、カンボジア国境付近で逮捕されたようです(^^)

    さて、最近の屋台の物価ですが、カオカームーやカオマンガイ等につきましてもクイッティアオ同様に40バーツ前後で食べれるところがほとんどだと思います。

    というか今や日本ではランチセットであればワンコインでタイ料理が食べられるんですね!本当に日本とタイの物価差はどんどん縮小していっていると思います。

    日本人がアジアの国々でその物価差を活かして経済的なメリットを享受できる時代はもう終わったのかもしれませんね。

  5. YAM より:

    はじめまして。
    私も2007年1月から11年3月と12年12月から15年5月迄、2度バンコクに住んでおりました。当ブログを拝見し、改めて『タイの成長』を実感すると共に、マルボロライトを60バーツ代で購入していた頃が懐かしくも感じた次第です。
    現在はプノンペンに住んでおりますが、バンコクに着くと日本より何故かホッとする自分がおります。

    • Natsu より:

      YAMさん

      はじめまして。コメントありがとうございます。

      タイの物価上昇は今後も続くでしょうね。実体経済を伴った上昇であればいいのですがここ2年ほどは景気が減速しつつあるにも関わらず以前にも増して物価上昇(便乗値上げ含む)が酷くなっているように感じます。

      私も日本一時帰国や出張からタイに戻ってきたときに、YAMさんと同じように何ともいえない安堵感を感じます。やはり自分にはタイが合っているんだろうなと実感させられます。

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