昨年のバンコク封鎖、軍事クーデターを境に未だ低迷するタイ経済。
さらにここに来て8/17のバンコク中心部における爆弾テロ、ならびに中国の景気失速に伴う世界同安の影響をもろに受け、タイ株式市場の下落がすごいことになっています。株価は一応は反発していますが今後どのように動くかは不透明、というかタイの実体経済を反映して株価は当分は低迷を続けるでしょう。
当ブログでも現地採用のおススメ節税対策の1つとして何度か記事にしたLTF(Long Term Equity Fund)ですが、こちらもタイ株を主体とする投資信託のようなものなので、評価額が見る見るうちに目減りしており、評価額はついに買値とほぼ同等にまで落ち込んでしまいました。
私がLTFの購入を開始したのが2011年なので、厳密に言うと2011年に購入した分はまだまだ含み益がある状態です。しかしここ数年の上昇相場でも毎年買い増しをしていたので当然平均取得価格は年々上がっており全体としてはトントンの状態に。。。
もちろんこれまで恩恵に肖った所得税還付や毎年の分配金があるので、その分を合算すると当然かなりのプラス収益です。
しかし2012-2013年ごろからLTFを買い始めた方のほとんどは高値掴みの状態かと思います。おそらく20-25%程度の含み損を抱えることになり、所得税還付分が相殺され利益はほぼゼロ、もしくはマイナスになっている方も少なくないことでしょう。
来年頭には新憲法の国民投票、そしてそれが国民の信任を得られれば来年半ばごろには総選挙も控えており、どちらが政権を取ったとしても根本原因が取り払われそうにも無い今のままでは、まだまだ政治的な混乱は収まりそうにもありません。(他の懸念事項もありますがここでは触れません。。。)
というわけで今年のLTF購入は例年より額を押さえるか、購入自体を見送るべきか検討する必要が出てきたと思っています。私が保有しているバーツのうちリスク資産はすべてLTF(≒タイ株)のため、これ以上のLTFへの投資はバランス上ちょっと危険な気がしてきました。
ちなみに個人的には投資期間が7-10年、満期が10-15年程度とかなり長い生命保険による所得税還付は未だに気が進みません。
さらに新憲法草案には軍事クーデターをほぼ法制化するかのような条項も追加されているようで、基本的に無いかとは思いますが軍事クーデターとともに預金封鎖のようなことが起きないとは言い切れません。
バーツ高・円安の今の時期に、資産の円・バーツ比率自体も見直す必要も出てきのかなと思います。
とりとめもなくツラツラと書いてしまい、まとまりの無い記事になってしまいましたが、そろそろ一度重い腰を上げて色々と真剣に検討する必要がありそうです。
海外に住むって大変だ!w