タイで暮らし始めて6年半が経ちますが、当初から疑問に思っていたことがあった。
タイでのまとめ買い、大容量買いは果たして本当にお得なのか?!
タイを含め海外のスーパーや大型量販店、ドラッグストア等ではよくこんな広告を見かけます。
「BUY 1 GET 1 FREE」
「この商品を1つ買えば、おまけでもう1つ無料でつけますよー」 というもの。
要は1つの値段で2つ買えますよってことですね。
日本人的感覚から言うと、
「2つも要らないから半額で売ってよ~ 」、「30%OFFでもいいから1個単位で売ってよ~」って意見も出てくるかもしれません。
お店側としてはその商品を単純に半額で売るよりも一気に2個ずつ在庫を捌けることができるし、しかも広告的にもよく目に付くしってことでやっているんでしょうね。
あと個人的に思ったのは、タイ人だけでなくアジアの人、いや欧米の人もそうだけど暗算が苦手じゃないですか?
タイ人なんか2桁の足し算とかでも指使って数える人もいますもんね。大卒でも。
つまり1個買うとおまけでもう1つフリーで貰えますよーってのは、暗算が苦手な国での販売戦略としては効果的な謳い文句なのかもしれませんね。
ただこんなBuy 1 Get 1 Freeですがときどきおかしなことになっていることもあるから注意が必要ですw
特設売り場には「1個100バーツ!今ならもう1つ無料で貰えます!」って広告がありながら、実は正規の売り場に行ってみると1個49バーツとかで売ってたりすることもありますからねw
あと洗剤やシャンプー等、通常は容器が大きくなればなるほど、購入側はお得に商品を買うことができるのが普通ですよね?
ところがタイではそんな考えが逆転してしまうことがあったりするので驚きですw
例えば、、、

某メーカーのシャンプーですが、左が70mlの容量で販売価格が20バーツ、右が140mlで35バーツ。
何の変哲も無い常識的な価格設定ですよね。
容量が2倍になっても価格は2倍にならない。
左は70ml÷20B=3.5ml/B、右は140ml÷35B=4ml/Bとなり約14%お買い得。実に普通のことですね。
次を見てみましょう。

さきほどと同じ商品で容量が340mlのものになります。販売価格は119バーツです。
暗算得意な日本人ならすぐに気づきますよねw
340ml÷119B=2.86ml/B
なんと大容量の方を買うと、小型容器のものを買うよりも割高になってしまっています。
35バーツで140mlのものと比較すると約40%も割高という結果にwww
みなさんも是非一度、使っている製品が複数のサイズで販売されている場合には、1バーツあたりの単価計算をしてみると意外な結果が出て面白いかもしれませんw
詰め替え用の方がボトル容器のものを買うよりも割高だったりw
ちなみにすべてのメーカー、商品が上記のような価格設定になっているわけでもありませんし、別にその価格設定を非難するつもりも毛頭ありません。その商品のロット数、それを詰める容器代、製品を作っている工場のライン設備、人件費等、消費者側には分かりえない色々な要因があるのでしょうから。
以上、とてもケチくさい内容でしたが前から気になっていたことだったので記事にしてみました。