不動産業者を利用せず、バンコクで住居を探す場合、
1. インターネットやフリーペーパー、口コミ等で目星の物件を見つける。
2. 実際にその物件(コンドミニアム、アパート)にまで行ってみる。
3. 管理事務所にコンタクト。もしくは掲示板に張り紙があれば、そのオーナーに直接連絡を取る。
4. お部屋見学
5. 契約
6. 入居
流れとしては大雑把にこんな感じとなる。それでは1つ1つ詳しく解説していこう。
1. 目星の物件を見つける
まずは物件を見つけよう。
探し方はインターネットであったり、フリーペーパー、あとは意外に口コミも多い。
インターネットであれば、YahooやGoogle等で、「Bangkok Condominium」とか、「Bangkok Apartment」 などと検索すれば、たくさんのウェブサイトが表示される。
個人的には以下のサイトがおススメだ。
■ CONDO RENT SALE
→比較的BTSやMRT沿線のコンドミニアム物件が多く掲載されており、部屋タイプでも検索が可能。 物件数も多く、1つ1つの物件に対する写真も豊富なので、具体的に物件のイメージをしながら探す ことが可能。ただし、家賃で検索する分にはレンジが大雑把すぎるのが難点。
■ HipFlat
→マップから視覚的に物件を探すことができるサイト。条件を変更すると、それが即座にマップに反映されるので非常に使いやすい。家賃のレンジも1,000バーツ単位で自由に変更可能でGood。
あとは各種日系不動産業者のホームページからも、数は多くは無いが物件を探すことができる。もちろん日系不動産業者のHPならでは、日本語での検索・情報収集が可能だ。
なお、10,000バーツ以下の格安アパートの場合は、インターネットではタイ語でないと情報収集はしにくく、口コミ、もしくは実際に格安アパートが固まっているエリアに足を運び、気になった物件を手当たり次第に確認する方法がメインとなるだろう。
ちなみに、格安アパートが多く、そこそこ日本人も住んでいるエリアと言えば、
・ オンヌット、及びBTSオンヌット以東(バンチャーク、ウドムスック等)
・ アヌサワリー周辺
・ ラチャダー(MRTラマ9世、タイカルチャーセンター、ホワイクワン等)
これらのエリアが有名だ。
2. 実際にその物件(コンドミニアム、アパート)にまで行ってみる
目星を付けた物件の場所をチェックし、実際にそのコンドミニアム、もしくはアパートまで行ってみる。インターネットや、地図からだけでは得ることのできない周辺の情報、あとは駅から実際に歩いてどのくらいかかるのかを知る上でも重要だ。
また、駅から物件までの間に、
・ スーパー、コンビニ
・ レストラン、屋台
・ 薬局
・ 銀行、等
があるかをチェックしながら歩くといいだろう。
物件が大通りに面している、もしくは大きなソイ(大通りから入る脇道のこと)の中にある場合には不要かもしれないが、特に小さなソイの中に入る場合には、
・ 街灯はあるか?
→治安は当然日本より悪い。夜道には気をつけよう。
・ 野犬が多くないか?
→昼間は寝ているが、奴らは夜になると活動が活発になる。噛まれたら即病院で狂犬病治療が必要。
・ 排水溝が多くあるか?
→排水溝が少ないと大雨の際にソイが洪水になる可能性がある。
・ ソイから大通りに向かって傾斜があるか?
→逆に大通りからソイの中に向かって傾斜があると、大雨の際にかなりの確率で洪水になる。
これらの観点でのチェックも忘れないようにしたい。できれば昼だけでなく夜にも、また余裕があれば雨の降っている時にも訪れてみるといいと思う。
ちなみに、契約に必要なものは以下の2つだ。
・ パスポート(契約時にコピーを取られる。)
・ デポジット+前家賃(通常は、合わせて家賃の3ヶ月分)
物件を見た日に即決する場合には、これらを忘れないように持って行くようにしよう。
3. 管理事務所、もしくはオーナーにコンタクト
物件があるコンドミニアム、もしくはアパートに到着したら、エントランスフロアに管理事務所があると思うので、そこで空き部屋があるかを確認しよう。
英語が通じない場合もあるので、その場合にはタイ語で、
「ミー ホーン ワーン マイ カップ(カ)? (空いている部屋ありますか?)」
でOK。
ある場合には、 「ミー カップ(カ)」、ない場合には、「マイ ミー カップ(カ)」と言われるはずだ。
空いている部屋があった場合にはそのまま部屋を見せてもらう。
コンドミニアムの場合、なかには管理事務所が物件の仲介を行っていない場合もあるので、その場合にはエントランスフロアにある掲示板の張り紙をチェックしてみよう。
空き部屋があり、そこを貸しに出したい場合には、おそらく ”空き部屋あります” の張り紙があるはずだ。その中に物件の詳細と、オーナーの連絡先が書いてあるので、その場で直接電話してみよう。
オーナーの予定が空いていれば、その日のうちに物件を見せてくれるはずだ。仮に予定が空いていなかった場合には、物件を内見したい日取りを調整し、後日再度訪問することになる。
とりあえず本日はここまで。長くなってきたので続きは次回に~。