タイ(バンコク)で、不動産業者を使わずに住居を探してみる(後編)

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condo contract

(前回の続き)

不動産業者を利用せず、バンコクで住居を探す場合、流れとしては以下のようになる。

1. インターネットやフリーペーパー、口コミ等で目星の物件を見つける。

2. 実際にその物件(コンドミニアム、アパート)にまで行ってみる。

3. 管理事務所にコンタクト。
  もしくは掲示板に張り紙があれば、そのオーナに直接連絡を取る。

4. お部屋見学

5. 契約

6. 入居

前編では1~3までを紹介したので、後編は4~6を紹介する。

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4. お部屋見学

実際に部屋を見学する。

日本のそれとは違い、チェックすべき点が異なるものもあるので、以下に私なりにポイントをまとめてみた。

☆☆☆ 部屋を見学するときのチェックポイント ☆☆☆

(1)家賃

当たり前かw
ちなみに、タイにも最低契約期間というものがあるが、敢えてここでは自ら聞かないように。理由は、後述する「契約前の交渉術(※コンドミニアムの場合)」を参照。

(2)家具・家電の充実度

コンドミニアムの場合、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ソファー、テーブル、クローゼット、ベッド、寝具等。なお、寝具については新品を提供してもらえるかも念のために確認したほうがよい。

アパートの場合、備え付け家具・家電はエアコン、ベッド、それとクローゼットくらいなので、冷蔵庫、テレビのレンタル代はいくらなのかを確認しよう。ちなみに寝具はついておらず、自分で用意するケースがほとんどだ。

(3)ベランダの有無

物件によってはベランダがないところもある。またベランダがあったとしても、タイでは一般的に日本のそれと比較して狭かったり、また柵が非常に低く危険な物件もある。

(4)バスタブ有無

1ベッドルーム以下の物件ではバスタブがないものも多い。

(5)シャワーは十分な水量があるか?またきちんとお湯が出るか?

高階層の場合、シャワーの水量が弱い場合もあるので要チェック。また、稀にお湯が非常に温い場合もあるので、こちらも要チェック。

(6)物件の日当たり向き

日本では南向きが良しとされているが、タイでは北向きの物件が人気だ。日当たりのいい物件は部屋の中が高温になるので注意。

(7)コンセントの数、場所

これは日本でもチェックしますよね。

(8)インターネット回線の有無

コンドミニアムの場合、物件によってはオーナーさんがすでに契約している場合があり、
その場合はインターネット利用料は家賃に含まれていると思われる、が要確認。無い場合は入居後に自分で契約することになるので、その場合には引けるプロバイダー(TRUE、TOT等)を確認すること。

アパートの場合、基本的に個人でインターネット回線を引き込むことは許可されていないアパートがほとんどだ。その場合には、アパートで契約している回線を、入居者全員でシェアすることになるので、利用者が多い時間帯には、使い物にならないくらいにスピードが出ないこともある。ダメもとでもいいので、個人でインターネット回線を引き込むことが可能かどうかは確認するとよいだろう。

(9)隣人は何人(なにじん)か?(※超重要!)

隣人がインド人、アラブ系の場合は注意。全員が全員ではないが、騒音や臭い等、あまり良い噂を聞かない。余計なトラブルを回避するためにも、是非この段階で意識した方がいいだろう。ちなみに10,000バーツ以下の格安アパートの場合には、ある程度の騒音は覚悟した方がいい。

(10)オーナーは何人(なにじん)か?(※超重要!)

お勧めは断トツでタイ人オーナー。逆に最悪なのがインド人、アラブ系、白人等の外国人オーナー。私はこれまでタイ人オーナーの物件しか契約したことがないが、トラブルは1つも無し。一方、外国人オーナーの物件を契約した友人がいるが、私の知る限り全員が大小さまざまなトラブルに遭っている。

もちろん、上記全ての条件を満たせる物件があればそれに越したことはないが、物件を探す上で、これだけは絶対に譲れないポイントというのは持って行動することをおススメする。

それでは実際に、あなたがその物件を気に入って契約したいと思ったとしよう。

タイでは、ここから契約までの交渉も非常に重要だ。
(※コンドミニアムの場合。基本的にアパートは交渉不可。)

こちらも私なりに、契約前の交渉ポイントをまとめてみた。参考になれば幸いだ。


☆☆☆ 契約前の交渉術(※コンドミニアムの場合) ☆☆☆

■ 家賃交渉

家賃交渉は必ずするべきだ。日本と違って、タイでは交渉に応じてくれるオーナーは少なくない。

家賃交渉の方法は至って簡単だ。

このように言ってみるといい。

「1年契約するから○○○○○バーツにしてください。」

部屋を見学する際のチェックポイントにも書いたように、タイにも最低契約期間というものがあるが、部屋を見学する際に確認するのではなく、契約前の交渉段階に入った際に確認するのがポイントだ。

というのも、タイのほとんどの物件の最低契約期間は1年だ。中には6ヶ月単位といった物件も存在するが、そんなのは数は多くないと思う。

先に契約期間を確認してしまうと、まず間違いなく、

「1年 カー。1年で○○○○○バーツ カー。」

と言われてしまうだろう。

そうなってしまうと、この家賃減額交渉方法は使えない。どうせ1年契約を提示されるのであれば、逆に先にこちらから1年契約を提示し、家賃減額ができれば、こちらにはプラスになれどマイナスになるポイントは1つもない。

意外や意外、この方法はかなり使えるので、ぜひとも試してほしい。

ちなみに、家賃減額の目安は以下のような感じだ。もちろんオーナーや物件によって多少は増減するだろうから、大体の目安と思っておいてほしい。

提示家賃: 12,000~20,000バーツ

→ 交渉次第では、1,000~2,000バーツの減額が可能。

提示家賃: 20,000~30,000バーツ

→ 交渉次第では、2,000~3,000バーツの減額が可能。

提示家賃: 30,000バーツ以上

→ 交渉次第では、3,000~4,000バーツの減額が可能。

例えば、気にいった物件の提示家賃が22,000バーツだったとしよう。

その場合には、

「1年借りるから20,000バーツぽっきりにしてくれませんか?」

とでも言えば、よほどの人気物件か、頑固オーナーじゃない限りはあっさりOKしてくれることだろう。

なお、オーナーによっては絶対に交渉に応じないという方もいると思うので、NGだった場合には、何度もしつこく交渉するのではなく、そこはスッパリ諦めるようにしよう。言ってみて家賃が下がったらラッキー!くらいのスタンスで臨むと気が楽だ。

■ 家具交渉

家賃交渉ができなかった場合、試しに備え付け家具の交渉をしてみるといいだろう。
例えば、

・ テレビがブラウン管だった場合には液晶テレビに代えてもらう。

・ ソファーがない場合には買ってもらう。
・ 洗濯機がない場合には買ってもらう。

などがある。

経験上、家賃交渉と家具の交渉を両方とも快諾してくれるオーナーは非常に少ないので、家賃交渉に成功した場合には、家具交渉まではしないほうが心象が良いだろう。また、家具交渉は1つまでが限度だと思っておいてよいだろう。欲張って2つも3つも交渉するとオーナーの心象が悪くなり、契約後の関係にヒビが入ることもある。あくまで我々は貸して頂く身、ましてやタイでは外国人なので、その点だけは忘れずに、交渉する場合にもあくまで謙虚に接することを忘れないようにしたい。

5. 契約

交渉もまとまり、ついに契約する段階まで来た。

基本的には契約書にサインをし、2ヶ月分のデポジット(日本で言う敷金)と、1ヶ月分の前家賃を支払えば、晴れて契約は完了だ。こちらが一方的に不利になるような、変な条件が契約書内にあることはないだろうが、ここは日本ではない。サインする前にしっかりとチェックし、疑問があれば事前に解消しておくことこそが、入居後に不要なトラブルを招かない、もっとも当たり前で確実な方法だ。

それでは、こちらも私なりにポイントをまとめてみたので紹介する。


☆☆☆ 契約時のチェックポイント ☆☆☆

(1)家賃

これは当然ですね。
しっかりと家賃は確認しておこう。契約前に値下げ交渉をし、それが成功した方は特に。念には念を、である。

(2)賃貸契約期間

これも家賃同様にしっかりと確認しておこう。
ちなみに契約開始日だが、 契約日と入居日が比較的近い場合(最大で2週間以内くらいだろうか)には、入居日から契約開始とさせてくれるオーナーもいる。中には契約日から契約が開始される場合もあるので、その点をしっかりと確認してクリアーにしておこう。

(3)デポジット額と返還条件

基本的にバンコクでは、デポジットは2ヶ月分というのが相場だ。
自分が支払ったデポジットの金額が、きちんと契約書内に明記されていることを確認しておこう。部屋や備え付け家具の破損等がなければ、基本的に退去時にデポジットは全額返還される。中には退去時の清掃代として○○○○バーツ等の条件が付加されている場合もあるので、要確認だ。

(4)家賃の振込日と振込先の口座番号

コンドミニアムの場合は、入居日から1ヶ月単位で家賃を計算することが多い。
日本のように、月末締めなどと統一されているわけではなく、日割り家賃が発生するケースは少ない。そのため、物件ごとで家賃の振込み日は異なるので、必ず契約時に確認しよう。支払日を過ぎると、1日あたり500バーツや1,000バーツといったペナルティを課されることもあるので、その点についても契約書内の記載をしっかりと確認するのを忘れずに。家賃の振込みは、オーナーの口座に直接振り込む形式を取るので、「振込先の銀行名」「口座番号」「口座名義人」といった、振込みに必要な情報もしっかりと確認しておこう。
→アパートの場合には、建物全体で家賃、光熱費の支払日が決まっている。決められた日までに、明細書にある金額を管理事務所に支払うことになる。アパートの場合もコンドミニアム同様に、支払日を過ぎた場合には、1日あたりいくらかのペナルティが発生するので確認しておこう。

(5)オーナーの連絡先(コンドミニアムの場合)

入居後に問題が発生した場合、基本的にオーナーに連絡することになるので契約書に書いていない場合には、オーナーの携帯電話の番号を契約書に追記してもらうようにしよう。中にはオーナーが管理事務所に業務を委託している場合があり、その場合は管理事務所に連絡することになる。

以上が契約書にサインする前に、最低限確認しておくべきこととなる。もちろん、少しでも疑問や違和感がある点があれば、契約書にサインをする前にしっかりと確認しておこう。

すべてクリアーになったら契約書にサインして、コピーもしくは原本を、オーナーと自分の双方で、それぞれ保管することになる。また、支払ったデポジットと前家賃の領収書は、通常はその場で渡してくれるはずなので、これらも忘れずに受け取るようにしよう。

これにて契約は完了となる。

6. 入居

いよいよ入居だ。

契約書で取り交わした日付以降であればいつでも入居可能だ。鍵は管理事務所で受け取ることになるだろう。鍵を貰って扉を開けると、ついに新居とのご対面だ。部屋に入ってまずやること、それはソファーで寛ぐことでも、ベッドに横になることでもない。

まずは設備の正常点検だ。

・ エアコンはきちんと動作するか。

・ シャワーは温水が出るか、トイレは流れるか。

などなど。

少しでも気になることがあれば、その日のうちにオーナー、もしくは管理事務所に連絡しよう。後日気づいた場合には、こちらの瑕疵と言われてしまう可能性もあり、入居して早々にトラブルの元になってしまう。

全てのチェックが無事に完了し、何も問題がなければ、晴れて新生活のスタートだ!

仕事にプライベートに、とことんタイ生活を満喫してくださいヽ(´▽`)ノ

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