タイの住居あれこれ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

residence

さて、今回はタイでの住居について紹介したいと思う。
すでにご存知の方も多いとは思うが、タイでの住居は大きく以下のタイプに分類される。

1. サービスアパート・ホテル

2. コンドミニアム

3. アパート

4. タウンハウス、一軒屋

4については知見がないのでここでの紹介は省略させてもらうが、1,2,3について、それぞれの特徴をまとめてみた。

スポンサーリンク
new_gensai_under_urticle_01

1. サービスアパート・ホテル

SA

文字通り、メイドサービス付きのアパート、もしくはホテルへの長期滞在。これらのタイプの住居に入居しているのは、単身で赴任されている駐在員、もしくは長期出張者が主だろう。

賃料にはサービス料(部屋の清掃、ベッドメイキング、クリーニング等のメイドサービス)と光熱費が含まれる。また、生活に必要な家具等はすべて揃っており、基本的にスーツケース1つで入居し、すぐに生活が可能だ。住居以外の設備も充実しており、フィットネス、プール、サウナ等も無料で利用可能だ。

バンコク中心部における賃料の相場は、だいたい4~8万バーツ程度と非常に高額で、中には10万バーツもしくはそれ以上の物件も。間取りは50~80㎡くらいの1BR(リビング+1ベッドルーム)から、100㎡以上の2BR(リビング+2ベッドルーム)というのが多いのではないだろうか。

私の知り合いの単身駐在者、もしくは長期出張者は、チッドロム、プロンポン周辺でだいたい70,80㎡くらいの1BRの方が多い気がする。賃料は6~7万バーツ程度だそうだ。もちろん全額会社負担。素晴らしい。

現地採用でこのタイプの住居を利用している人は、私が知る限りはいないが、日本でリタイヤもしくはセミリタイヤされて、ロングステイをされている方の利用もあるようだ。

2. コンドミニアム

condo

コンドミニアムとは、日本で言ういわゆる分譲型のマンションンのことだ。

近年、バンコク中心部やその郊外では、BTSやMRTの拡張に比例するかのように、空前のコンドミニアム建設ラッシュとなっており、超高級物件からリーズナブルな物件まで、幅広い層をターゲットにしたコンドミニアムが乱立している。

部屋の内装は基本的にオーナー1人、1人で違っており、モデルルームのように洗練された家具・家電で統一されたお洒落な部屋もあれば、逆に必要最低限のシンプルなもののみが備え付けられただけの部屋もある。

当然、家具・家電のグレードは、しっかりと賃料に反映されているのは言うまでもない。

1と違って、公共料金は賃料には含まれていないので、電気代は電力会社に直接、水道代はコンドミニアムの管理事務所に支払うかたちとなる。

家族帯同の駐在員一家が住んでいるような高級物件は、家賃6~10万バーツ、広さは100~300㎡ といった物件が多く、一方で、我々現地採用が住んでいるコンドミニアムは、立地・部屋の広さにもよるが、だいたい1~3万バーツで、30~100㎡ くらいの物件が多いような気がする。

エントランス部分はオートロック、また1Fには警備員が24時間体制で常駐しているのが基本で、物件によっては自分の居住フロアにしかエレベーターが止まらないようにカードで制御されているものもあり、セキュリティに関しても万全だ。

なお1と同様に、ほとんどの物件ではフィットネス、プール、サウナ等の施設が整っており、入居者は無料でそれらを利用することができる。また高層のコンドの場合には、低階層(2~5F等)が駐車場となっており、駐車場代は1台目は無料のところがほとんどなのも魅力の1つだ。

ちなみに、物件のグレードはさておき、バンコクにいる半数以上の日本人は、コンドミニアムに居住しているのではないかと推察している。(根拠は無しw)

3. アパート

apart

コンドミニアムと違い、建物全体を1人のオーナーが管理しているタイプの物件。

中には高級アパートメントというものも存在するのだが、それらは1のサービスアパートメントに分類されることがほとんどで、ここでは、安いローカルアパートのことを指していると理解してほしい。建物を1人のオーナーが管理しているので、備え付けの家具は基本的に全部屋共通だ。

家賃は5,000~10,000バーツ程度で、30~50㎡ の1ルームが多いのではないだろうか。

エアコンは備え付けのところがほとんどだと思うが、冷蔵庫やテレビと言った家電は、それぞれ500バーツ/月程度でレンタルとしているところが多い。

洗濯機は、アパート内のどこか一箇所にかたまって設置されており、20バーツとか30バーツで1回利用、いわゆるコインランドリー形式を取っているところがほとんどだ。

なお、公共料金は電気代、水道代ともにアパートのオーナーに支払うことになり、通常は家賃と一緒に請求される。

この公共料金、特に電気料金の支払いが曲者で、2のコンドミニアムの場合は入居者が電力会社に直接使用量を支払うのに対し、アパートの場合はユニットあたり(1KWあたり)の料金をオーナーが設定し、入居者に請求することになっている。

もちろん、その差額はオーナーの懐に入るわけだが、、、

それでは、電力会社に直接支払うのと、アパートに払うのとでどれくらい差が出るのか。

だいたい2~2.5倍くらい違ってくる。

電力会社に直接支払う場合、1ユニット(1KW)あたり約3.5バーツくらいなのだが、アパートの1ユニットあたりの電気代は6~9バーツとなっている。(アパートにより設定額は異なる。)

私の場合、月々の電気使用量は250~300ユニットくらいなので、電気代は約1000バーツくらいだ。アパートの場合だと、これが2000~3000バーツくらいになる。これって結構バカにならない出費じゃないだろうか。

またセキュリティに関しては緩いところがほとんどで、フィットネスやプール等の施設も無く、駐車場代も有料のところが多い。

インターネットは直接自分の部屋まで引くことができず、オーナーが契約した回線をアパート全体でシェアして使うことになるので、利用者が多い時間帯は使い物にならないくらいに速度が遅いのが難点だ。

・・・

とここまで、つらつらと3タイプの住居について書いてきたが、長くなりすぎて何だか分かりにくくなってしまったと思うw

というわけで最後に表で比較して、本日の記事を無理やり締めくくろうと思うw

比較項目 1. サービスアパート 2. コンドミニアム 3. アパート
 家賃 4~8万バーツ 高級コンド:
6~10万バーツ
 普通コンド:
1~3万バーツ
5,000~
10,000バーツ
 間取り、広さ 1BR~
50~100㎡
高級コンド:
1BR~、100~300㎡
普通コンド:
1BR~、30~100㎡
1ルーム
30-50㎡
 家具・家電 一通りすべて
揃っている
基本的に一通りすべて揃っている ベッドやクローゼットのみで、冷蔵庫やテレビは有料レンタル。洗濯機は共用(有料)。
 セキュリティ セキュリティ高。
キーカード、
警備員24h常駐
セキュリティ高。
キーカード、
警備員24h常駐
セキュリティ低。
一応キーカード、警備員常駐だが、形だけのところが多い。
 電気代 家賃に含まれる 電力会社に直接支払い
(約3.5バーツ/ユニット)
オーナーに支払い
(6~9バーツ/ユニット)
 水道代 家賃に含まれる コンドミニアムの
管理事務所に支払い
オーナーに支払い
 メイドサービス 家賃に含まれる あり(有料) なし
 インターネット 家賃に含まれる インターネットプロバイダーと直接契約 直接契約不可。アパート全体で共用(有料)
 プールやフィットネス あり(無料) あり(無料) なし
 駐車場 あり(1台目無料) あり(有料)

少しは分かりやすくなったかな?w

スポンサーリンク
new_gensai_under_urticle_01
new_gensai_under_urticle_01
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です