前回は日本で働いていた時の昇給と手取額について書きましたので今回はタイで現地採用として働いた場合についてお話しします。
タイで現地採用として働いた場合の昇給と手取り額
日本で6年間働いた会社を辞め、タイに来たのが28歳のとき。計3社の日系企業の面接を受け、幸いにも3社とも内定をいただきました。
自分のこれまでの経験が活かせること、さらにそれを活かしてさらに上のレイヤーの仕事ができそうという理由で、給与は3社中2番目のオファーでしたがその会社でお世話になることに決めたのが今から7年以上も前のことになります。
ちなみにオファー額はよく人材紹介会社の人が言う平均的現地採用の待遇よりはよかったです。(彼らは何を持って平均待遇と言っているのかは意味不明ですが。。。)
1年目は本当にがむしゃらに働きました。
そこにたまたま結果が付いてきたことと、当時の上司(駐在員)に恵まれたこともあり、2年目には3万バーツ(約9万円)の昇給を果たし月給で10万バーツを越えることができました。その分源泉される所得税も一気に上がりましたが手取り額は大幅に増えました。
日本と大違いですね。
もちろん会社によりけりでしょうけど、タイではある一定以上の評価をされれば給与は一気に上がることもあります。(元の給与が低いというのは置いておいて)
3年目も1万バーツ(約3万円)、以降も毎年5,000バーツ(約1.5万円)の昇給がありました。
さらに2013年からは所得税の税率テーブルが改定され手取り額はさらに増えます。来年からは所得税控除枠の拡大により一層手取りは増えます。
日本は昇給しても手取りはあまり増えない(増えた実感が無い)。一方でタイは昇給した分は確実に手取りに反映されますし、仮にまったく昇給がなかったとしても、少なくとも私がタイにいる間の2013年と2017年(予定)で2回の減税が行われていますので減給にでもならない限り手取りは全員増えています。
毎年給与が増えて、手取りも増えていくことが実感できるってとても大切だと思います。がんばって働こうっていうモチベーションも維持できますし。
コメント
Natsuさん、ご無沙汰です。
管理職になって手取り給与が下がるという現象はタイ人でもありますよ。
僕の会社でもそれを理由に昇進を拒むタイ人がいます。
日本人の場合は最初から管理職扱い(だと思うのですが)なので残業代はないですよね。
僕は場合は細かく基本給と何々手当などと分かれてなく基本給一本なので昇給もボーナスも基本給のみが基準です。
分母が大きい分有利になりますよね。
それでも自分はもっと大きな夢を見てコツコツ努力をしていますけどね。
やはり海外ですから、一旗あげたいと思うんです。
お互いにこれからも頑張りましょう。
いけさん
こんばんは!
管理職への昇進を拒むタイ人いるんですね。私の周りでは基本給の多寡に重きを置いているタイ人が多いせいか昇進を拒む人は未だ見たことないですね。
基本給一本なのはいいですね。役職手当や技能手当て等だと何かの拍子にその手当てがなくなったり改悪される可能性もゼロではありませんが、基本給ですと減給されることはありませんからね。あとは仰られるようにボーナスの計算でも有利ですし昇給も有利ですよね。
今後ともお互いがんばりましょう!