タイの所得税減税措置、2016年末までの延長が決定!

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income-tax-2016

2015年11月11日付けのニュースによると、現在減税措置が取られている個人所得税の減税税率の適用が、さらに1年延長されて2016年末迄となることが閣議決定したと報じられています。

タイ語ソース

http://www.manager.co.th/iBizChannel/ViewNews.aspx?NewsID=9580000125081
http://money.sanook.com/332249/

このニュース、タイで働いて所得税を納めている方にとって、前回紹介したLTFによる所得税控除延長(2019年末まで)に続いてまたまた朗報ですね!

朗報!LTFによる所得税控除が2019年まで延長!
2016年末で終了予定だったLTF(Long Term Equity Fund)購入による所得税控除措置ですが、この...

現在のタイの個人所得税ですが、従来の4段階税率(10%・20%・30%・37%)から7段階税率(0%・5%・10%・15%・20%・25%・30%・35%)になっており、年間所得が15万バーツ以下の人以外、全員が減税措置の恩恵に与っている状態となっています。(15万バーツ未満の人はもともと非課税だったので変わっていません)

現在のタイの所得税の税率
※減税措置中、2015/11/11時点では2016年末まで継続

所得         税率
0~15万バーツ     0%
15~30万バーツ    5%
30~50万バーツ    10%
50~75万バーツ    15%
75~100万バーツ    20%
100~200万バーツ    25%
200~400万バーツ    30%
400万バーツ以上    35%

減税措置前の税率

所得         税率
0~15万バーツ       0%
15~50万バーツ     10%
50~100万バーツ     20%
100~400万バーツ   30%
400万バーツ以上   37%

この減税措置、実は去年の今頃にも同じように延長されて2015年末までとなっていたのですが、今回も1年延長されて2016年末までとなっています。

と、ここまでであれば、

「なーんだ、予想通りの延長だな。来年もどうせ同じように延長されるんでしょw」

となるのですが、今年は少し気になる発表がありました。

なんと、現在35%となっている最高税率をさらに引き下げることも検討していると報じられています。なお今回は触れられてはいませんが最高税率が引き下げとなれば、当然他の6段階ある課税テーブルのうちいくつかも引き下げられる、もしくはさらに新しい課税テーブルが増設される可能性も十分に考えられますよね。

タイ語ソースは見つけられませんでしたが英字新聞バンコクポストでは、所得税の最高税率が35%→28%になる可能性があるとも報じています。

http://www.bangkokpost.com/business/news/762212/tax-reform-draft-due-by-year-end

この最高税率の引き下げ検討の件ですが、実は2015年4月時点でも言及されています。どうやら周辺諸国と比べて高すぎる所得税率を意識してのことのようです。LTFや生命保険をうまく使って所得税の還付を受けていれば、実質税率は10~12%くらいには圧縮できますので私はそんなに高いとは思わないのですがさらなる減税は大歓迎です。

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